比較演算子をパターンマッチのscrutineeにかけた場合の特殊なdesugar

[KisaragiEffective]

a <=> b match {
   Ordering::Less => todo!(),
   Ordering::Equal => todo!(),
   Ordering::More => todo!(),
}

は、例えばaやbがIEEE 754準拠の浮動小数点数におけるNaNだった場合どの結果にもならないのが自然と考えられる。
厳密にはtotalOrder演算が無視されているが、nullsFirstかnullsLastかのような観点と同様に「自然な演算」ではないと考えられる。

そこで、Ordを実装しないがPartialOrdは実装する型同士の宇宙船演算子がUnit型を返すmatch式に現れた際は、(Rustで表現すると) 以下のようにdesugarされるべきだと考えられる:

a.partial_cmp(&b) match {
    Some(ordering) => ordering match { /* above code */ }
    None => (),
}