- 概要
- テスト実行環境の作成
- SimpleTestのインストール
- PEARコマンドを使ってインストールする
- 直接ダウンロードしてインストールする
- debugフラグの設定(必須!)
- SimpleTestのインストール
- テストケースの作成
- テストケースのスケルトンを生成する。
- テストケースの記述
- Ethna 2.3.5以前の、アクション・ビュー以外のテストケースの書き方
- Ethna_UnitTestCase特有のメソッド
- テスト結果表示
| 書いた人 | sfio | | | | 書いた人 | cockok | 2007-07-06 | テストケースの書き方追記 | | 書いた人 | mumumu | 2008-05-07 | 2.3.x系の情報に追随 |
SimpleTest を使った Ethna でのユニットテストの方法です。
Simpletest は、様々なユニットテストの実行、レポートの出力形式に対応したPHP向けのテスティングフレームワークです。
まずはSimpletestをインストールする必要があります。インストールには以下の二つの方法があります。
# pear channel-discover pear.ethna.jp
# pear update-channels
# pear install ethna/simpletest
設定ファイル(etc/{app_id}-ini.php)のdebugフラグをtrueに設定します。
$config = array(
// debug
// (to enable ethna_info and ethna_unittest, turn this true)
- 'debug' => false,
+ 'debug' => true,
);
仮に trueに設定していないと、以下のようなメッセージが出てテストケースの実行に失敗します。(Ethna 2.3.5 以上*1)
Ethna cannot run Unit Test under your application setting.
HINT: You must set {appid}/etc/{appid}-ini.php debug setting 'true'.
In {appid}-ini.php, please set as follows :
$config = array ( 'debug' => true, );
ethnaコマンドを実行し、テストケースのスケルトンを生成します。 生成されたクラスにテストを記述していきます。
-
アクション&フォーム用のテストケースのスケルトン作成*2
$ ethna add-action-test [アクション名]
-
以下のアクションテストスケルトンが生成されます。
- app/action/[アクション名]Test.php
- (クラス名は {appid}Action[アクション名]_TestCase)
-
ビュー用のテストケースのスケルトン作成
$ ethna add-view-test [ビュー名]
-
以下のビューテストスケルトンが生成されます。
- app/view/[ビュー名]Test.php
- (クラス名は {appid}View[ビュー名]_TestCase)
-
アクション・ビュー「以外」の一般的なテストケースのスケルトン作成(2.3.5以降)
AppObjectやAppManager、その他のテスト用途に使います。$ ethna add-test [テストケース名]
-
以下のテストスケルトンが生成されます。
- app/test/[テストケースー名]Test.php
- (クラス名は {appid}_[テストケース名]_TestCase)
- {appid}_UnitTestManagerへのテストケースの追加をする必要はありません。
上記で生成されたテストケースのクラス中に、「test」から始まるメソッドとテストを追加していきます。ethnaコマンドで生成されるクラスは UnitTestCase を継承した Ethna_UnitTestCase を継承していますので、 UnitTestCaseのメソッドを $this 経由で呼び出すことが出来ます。
function test_actionSample()
{
$this->assertTrue(true);
}
simpletest でのテストケースの書き方の詳細は、以下を参照して下さい。
- WEB+DB PRESS Vol.29
- http://bobchin.ddo.jp/simpletest
- http://simpletest.org/en/first_test_tutorial.html
- http://simpletest.org/api/
2.3.5 以前で、AppObjectやAppManagerのテストケースを作成する場合は、以下のようにします。
- app/ 以下に適当なテストスクリプトを作成します。
テストは Ethna_UnitTestCase を継承したクラス内に記述します。
例:app/{appid}_UserManagerTest.php
class {appid}_UserManager_TestCase extends Ethna_UnitTestCase
{
....
}
-
UnitTestManagerへのテストケースの追加
{appid}_UnitTestManager.php に追加したテストケースの定義を追加します*3var $testcase = array( '{appid}_UserManager' => 'app/{appid}_UserManagerTest.php', );
テストケースの中で、アクションフォームやアクション、ビューのインスタンスを独自に必要とすることがあります。以下のメソッドはそうした用途に使います。
-
createActionClass() アクションの作成
-
createActionForm() アクションフォームの作成
-
createPlainActionForm() 単純なアクションフォームの作成
-
createViewClass() ビューの作成
www/unittest.phpをブラウザで表示。ローカルファイルを直接表示してもだめですよ。
*1Ethna 2.3.2以前では、このフラグがtrueになっていないと、 Ethna_UnitTestCase が 見つからない等と文句を言われます。www/unittest.php をブラウザから見た場合に画面が真っ白になった場合にも、この点を疑ったほうが良いです。
*2Ethna-2.1.2以前でadd-action-testすると、app/action_cli以下にテストケースが出来てしまいます(バグです)。お手数ですがapp/action以下にファイルを移動してくださいm(_ _)m
*3アクションとビューのテストはethnaコマンドで生成した場合、{appid}_UnitTestManagerへのテストケースの追加をする必要はありません。