double Negatives Architecture
2007
YCAM
http://special.ycam.jp/corpora/index.html
「Corpora in Si(gh)te」では、YCAMを中心とした敷地全域 [館内、中央公園] に、多数のセンサーを付設したメッシュネットワークを形成し、リアルタイムの環境情報 [気温、明るさ、風向、音・ノイズetc.] を広範囲に収集・集積していきます。そのデータ解析をもとに、特殊な結節法則によって構造化される不可視の建築が、リアルタイムプロセッシングによって、館内・野外に生体のように成長または減退しながら生成されていくというプロジェクトです。
センシングされた複数の情報群から、設計されたルールに基づいて構造物を生成される
設計された対象は、ルールである
生成ルール
Corporaの生成ルールは、セルラオートマトン、ライフゲームなどの方法や思考をベースにしています。構造結節点は、各環境情報 (風に対する抵抗による方向、温度の高低による高さ方向の角度、明るさによる平面的な広がり、音・ノイズの大小による存在確立) によって変化させています。 同時に周囲との構造結節点を捉え、過密、過疎、自立の可能/不可などのケースを局所的に分析・判断し、部分が自己複製を行ったり、反対に自滅したりします。
これは、現実空間から、仮想空間への一方通行である。
また、渡辺誠と違い、最終的な絵がメインではないように見える。
ある建築がある、それを見て人間は振る舞いを決める。
これが一般的である
しかし、このプロジェクトでは、人間の振る舞いを見て、建築ができている。
つまり逆。
そして、元来、建築は、設計の過程で考え尽くしたとしても、建築物ができれば、使う人間が使い方を模索し、場合によっては新しい使い方を見つけてしまうものだ。
(橋本)
yang02
2014
札幌芸術祭
http://yang02.com/works/sdm/
センシングされたデータに干渉されるドローイングマシン
現実空間をセンシングし、情報空間で処理しドローイング、そのドローイングの様子を見る人間をセンシングする、これがくりかえされる
現実空間と情報空間のフィードバックループする構造となっている
復数のモジュールがレールを左右に移動し、吊るされたペンが巻取り機によって上下運動を行い、壁面に抽象的な線を描画していく。レール上でモジュール同士が衝突すると、お互いそれまでとは逆方向に動き出す。上下の可動範囲は展示空間の人の多さや騒音量、その日の気温、湿度といった環境のコンディションによって、時間と共にゆるやかに変化していく。そうして描画機たちが自らが置かれる場と関係性を持ちながら、長い時間をかけて一つの巨大な抽象画を生成する。 抽象表現主義の多くの画家たちは自身の感情を表現し、行為の痕跡をキャンバスに定着させたと言われている。本作では環境の変化が画家の内面性に働きかけ、描く絵の質に影響を与えるとし、外界の状況をマシンの動き方に反映させることで、抽象画家そのものをシュミレートすることを試みた。画家の感情を左右する要因を取り入れることで、マシンによる表現はより豊かになりえるのだろうか。
共同制作者:菅野 創
DUS Architects による 3D プリント什器
DUS Architects
http://houseofdus.com/
一般的には3D プリント特有の積層痕を消す処理を施すことが多いが、積層痕があってもそれを無しとしないデザインであるようだ
連作10作
奥行き感のある風景画
地平線
写真の模写 / 自分で行く
カンバスサイズ
写真は4角形が基本、これは制約なのか
- これはセンサーなどの機械的な制約
- 争いたくても機械の問題、諦め
制約について、橋本先生の椅子
脚が4本あって...みたいな一般的な椅子の枠の中でいかに遊べるかというところがある
(橋本)
画材
- 油画
- 埋めやすい
- こたにさんは点描の速度と時間
- 色鉛筆
- 埋めるのが大変
- 水彩画
- 未経験
- アクリル
- 乾くのが早い
写真の模写、構図が写真的
カメラは小さなファインダーで切り取るが、カンバスはそうではない
もっと自由
モデリングペースト、盛る
水彩は引き算
油画は足し算
油画の土台は、
布製のカンバスや、ダンボール、木製のパネルにジェッソなど
紐を埋め込むこともある
心地の良いごちゃごちゃ
心地の良くないごちゃごちゃ
行為が見える、気配を感じる
ex. ダイニングテーブルに多少乱れた椅子
動作と想起
ほのめかし、魅惑
ここで想起させるはいつの時点であるのか
また、どこが閾値なのか
ディズニーランドのアトラクションの建物は
これから体験するものがリアルタイムであると感じさせる演出がなされている
カラフルなインスタレーション
展示される作品
記憶、体感、1分の1
色使いに対する思い込み、先入観
この色は可愛くないので、使いたくない
あとになって気がついたがうまく使えばokだった
可愛い色のみのカラフル、当たり前に可愛い
くすんだ色、ちょっとあれな色も含まれる可愛いカラフル
無意識から路線変更して、行為 X 色
必ずしも理論が先になくとも良い
本当に良い作品であれば、後からうまい理論が見つかるついてくる
(橋本)
差異とサイ
自分がやっている / 他人がやっている
感じ方の差、認識の差
今はまだ分類できていない混在している
- 切り取り方の差
- 同じ指示を受け撮影するが、撮影する人によって違う風景
- トリミング等
- 内的感情の違い
- 同じ写真を見たときに、それぞれが抱く気持ち受け取るメッセージの違い
- サイの写真を見たときに偽物と思うようなギャップ
- 視覚認識に対する興味
- 青黒、白金のドレス
竣工写真
作った本人が見抜けない良さを見つけ撮影してくれる良いカメラマンが存在する
(橋本)