2020年に コロナ婚 した我々夫婦は、当初からリモートワークを前提とした新居探しをしました。 生活のほとんどをデスクトップPCの前に座って過ごす二人にとって、部屋の選択を間違えると即、死に繋がります。
夫婦それぞれにデスクトップPCを展開するため、寝室とそれぞれの部屋の3LDKのマンションを探しました。 ところが、東京の一般的な住宅事情では、 家というのは寝に帰る場所 という立ち位置でしか無く、 夫婦世帯に 1LDK などというゴミを平気でおすすめしてくる世界です。 3LDKの賃貸マンションはほとんど無く、古い団地のようなファミリー向け物件しかありません。 面積が広い2LDKは基本的にクソデカリビングですが、中には居室がデカイものも存在します。1 選ばれたのはLDKと同じサイズの居室が横並びになっている物件でした。
インターネットの速度と安定性は 人生の再優先事項 です。 まずこの時点で、マンションの 無料インターネットは使えません 。 多くの場合はクソ回線を大人数で割る地獄インターネットです。2 この時点で戸数を抑えるため低層マンションに絞られます。
マンションにフレッツ光が開通していて、各部屋まで光コンセントが来ている物件はいい物件です。 ただしフレッツ以外の光ファイバーが引かれていたらこれもゴミなので気をつけましょう。
最終手段としては、個人でフレッツ光を引くことも考えます。3 マンションに無料インターネットが用意されている場合4、 個別引き込みが許可されないことも多いので、 契約段階で言質を取る 必要があります。 大規模マンションだと、理事会の説得に凄まじい労力が必要らしいので、やはり低層マンション一択です。 低層階なら、エアコン配管などを使って 無理やり引き込む ことも可能です。
総合的に考えると低層マンションの低層階を狙うのが良いでしょう。 最初に決まりかけていたマンションは、高層階で個別回線が引けず、速度ガチャになるので回避しました。 結局選ばれたのは4階建ての1階、フレッツ導入もなぜかソフトバンク光ならOKの言質が取れた状態で契約しました。
インターネットの速度と同様に重要なのがLAN配線をどうするかです。 当然デスクトップやゲーム機は有線LANで繋ぎます。WiFiなんか信用するな。
ネットワークの配管はリビングに出るようになっている物件が多いのではないでしょうか。 ルータをリビングに置くとして、各個人部屋にどのようにLANを持っていくかが難しいところです。 もちろん賃貸なので壁に穴を開けるなんてできません。
家の中を通すならば、隙間用LANケーブルなるものが使えそうです。 内部の扉どころか、窓枠のサッシの隙間にすら設置できる薄さのLANケーブルです。 2020年当時はCat5までしか対応していなかったので使えませんでしたが5、今ではCat6のケーブルが登場しているようです。 とはいえCat6も高々1Gbpsなので現行のスペックとしては物足りません。
さて、それではどうしたかと言うと、最近の物件には部屋ごとに必ずある給気口を使い、フィルターに穴を開け壁の外を経由して隣の部屋に配線しました。 もちろんケーブルの太さに制限はないのでCat6Aを使い、速度も大満足です。 この作業の安全性を考えるとやはり低層階を選ぶべきです。
単身向けじゃなければほぼ3口コンロが装備されています。 しかし賃貸で食洗機付きはほとんどありません。 どうしても欲しい場合は後付を置けるスペースがある物件を選びましょう。 我が家はまな板すら置くのに苦労するぐらい窮屈なキッチンだったので諦めました。
マンションなので防音性能はかなり高く、外の音はほとんど何も聞こえません。 これは子供が産まれたあとにも泣き声が外に漏れないので大変助かりました。 ただ、部屋の反響が不満らしく妻は配信をやめてしまいました。