きみたちは恒星間偵察航宙艦ラプターの乗組員だ。きみたちの任務は未知の宙域を探索し、異星人たちと友好的に、ときには命を賭して渡り合い、そして連合を宇宙からの脅威より守ることにある。ダージー艦長はサ・イ・アークとして知られる未知の精神体により倒れた。艦長がメディカル・ポッド内で回復している間、きみたちは自ら決断をしなければならない。
- キャラクターの外見や流儀を選ぶ:異星人、アンドロイド、危険、腕きき、勇敢、知識、セクシー
- キャラクターの任務を選ぶ:ドクター、外交官、探索者、パイロット、科学者、兵士
- 2から5の好きな数字を選ぶ。大きい数字はキャラクターがレーザー(テクノロジー、科学、私情を廃した合理性、冷静かつ正確な行動)に長けていることを示す。小さな数字はキャラクターがフィーリング(洞察、交渉、誘惑、野性的で情熱的な行動)に長けていることを示す。
- キャラクターに、全宇宙的にみてカッコよくてヤバイ感じで大活躍しそうな名前をつける。
所持しているもの: 連合宇宙軍ユニフォーム(艦外活動用対真空装備を内蔵)、宇宙・ケータイ・カメラ・通信・スキャナーみたいな最高にイケてるもの(汎用翻訳機能つき)、多用途ビーム位相ピストル(通常は気絶ビームにセットされている)
プレイヤーの目標: キャラクターを最高の冒険に飛び込ませ、ベストを尽くさせること
キャラクターの目標: 次からひとつ選ぶか、自分で作る:艦長になる、セクシーな異星人に出会う、悪党を倒す、新しい惑星を発見する、宇宙の未知の謎を解明する、実力を示す、あるいはイケてるようありつづける(きみはカンペキだ)
グループで話しあってラプターの長所を2つ選ぶ:高速、高機動、重武装、強シールド、高感度センサー、隠密装置、戦闘機
同様に問題を1つ選ぶ:燃料をバカ食いする(いつもエネルギー・クリスタルを必要とする)、メディカル・ポッドが1つしかない(そして、そこにはダージー艦長が入っている)、最悪の回路(戦闘時、ブリッジのコンソールが爆発しがち)、おそろしい悪評(過去にダージー艦長は悪行のかぎりを尽くした)
キャラクターがなんらかのリスクをともなう行動をする際には、その結果を判定するために6面ダイスを1つ振る。キャラクターの準備ができているなら6面ダイスを1つ追加で振る。また、キャラクターがその道のエキスパートなら6面ダイスを1つ追加で振る(ゲームマスターはキャラクターと状況を考慮して、プレイヤーにいくつダイスを振るかを告げる)。ダイスを振り、それぞれのダイスの出目をキャラクターの数字と比較する。
↓: 判定にレーザー(科学、理性)を使う場合は、キャラクターの数字より低い出目を目指す。
↑: 判定にフィーリング(信頼関係、情熱)を使う場合は、キャラクターの数字より高い出目を目指す。
0: 1つも成功しなかった、失敗した。ゲームマスターはどのように事態が悪化したかを告げる。
1: 1つ成功した、かろうじてやってのけた。ゲームマスターは損害や代償によって事態を複雑化させる。
2: 2つ成功した、うまくいった。よくやった!
3: 3つ成功した、大成功だ! ゲームマスターはキャラクターが成し遂げた、思っていた以上の効果について教える。
!: 出目と数字が同じだった、レーザー・フィーリングだ。キャラクターは事態について特別な洞察を得た。ゲームマスターに質問をし、ゲームマスターは正直に答える。良い質問としては次のようなものが考えられる。
かれらは本当はどう思っているんだろう? だれがこの背後にいるんだろう? かれらを◯◯するためにはどうしたらいいだろう? なにに気をつければいいだろう? ◯◯するための最善の方法はなんだろう? いったいなにが起きているんだろう?
キャラクターの行動を変えたい場合には変更できる。その際にはダイスをもういちど振る。
援助:だれかを助けたいときには、対象者がダイスを振るときに、どうやって助けようとするかを宣言してダイスを振る。成功すれば、対象者は6面ダイスを1つ追加で振れる。
次の表の項目それぞれについて、ダイスを振って決めるか自分で選ぶ。
どんな脅威が? | |
---|---|
1. 征服者ゾルゴン | 4. 宙賊 |
2. 集合体艦隊 | 5. サイバー・ゾンビ |
3. ならず者の艦長 | 6. 異星の脳寄生虫 |
なにを? | |
1. 宙賊王/女王 | 4. 量子トンネル |
2. ヴォイド・クリスタル | 5. 古代の宇宙遺跡 |
3. 巨大航宙戦艦 | 6. 異星人のアーティファクト |
どうしたい? | |
1. 破壊したい/堕落または誤動作させたい | 4. 守りたい/力を与えたい |
2. 盗みたい/捕まえたい | 5. 建造したい/人工的に作りたい |
3. 友好関係を結びたい | 6. 鎮圧したい/占領したい |
その結果は? | |
1. 太陽系は破壊される | 4. 星間戦争/侵略 |
2. 時間が遡る | 5. 実存宇宙に裂け目が開く |
3. 惑星が隷属化される | 6. すべてが解決される |
プレイヤーたちが脅威を打ち破る方法を見つけることを目標としよう。つい最近起きた事件とそれに関連する証拠を示し、脅威の存在を伝える。脅威がキャラクターたちになにごとかをなす前に、まさに起きようとしていることの兆候を見せて、かれらがしたいことを尋ねる。「ゾルゴンが艦に搭載されているメガ・キャノンのチャージをはじめたよ。どうする?」 「ダニーラがきみのグラスにアルクトゥラン・ウィスキーを注いで、腰に手を回してきたよ。どうする?」
状況がはっきりしないときにダイスを振るよう求めよう。結果を事前に計画せず、結果がどうなろうと気にしないこと。失敗を利用して物語を前に進める。善かれ悪しかれ、状況はダイスの出目次第でつねに変化していくのだ。
質問を投げかけ、その答えに基づいて物語を組み立てよう。「以前、ヴォイド教の狂信者に出食わしたことはあるかな? どこで? そのときなにが起きた?」
LASERS & FEELINGS: THE DOUBLECLICKS TRIBUTE RPG (v1.2) is by John Harper.
[email protected] onesevendesign.com
和訳:Shinsuke Matsui(@poppen)
このゲームはCC BY-NC-SA 3.0ライセンス下で公開されている。 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/3.0/us/
Angela, Aubrey, Ron, Vincent, Ben, Graham, Ryan, Jason, Brendan, Gene, Leonard, Bill, Wil.
thedoubleclicks.com adept-press.com/games-fantasy-horror/trollbabe nightskygames.com tao-games.com