- 第1章:PyTorchと開発環境
- 第2章:PyTorchの基礎
- 第3章:PyTorchを使ったニューラルネットワーク基礎
- 第4章:畳み込みニューラルネットワーク
- 第5章:リカレントニューラルネットワーク
- 第6章:敵対的生成ネットワーク
- 第7章:物体検出
- 第8章〜11章:PyTorchのAPI
本書のサンプルコードはPyTorch 0.4.1および、PyTorch 1.5.0の環境で動作することを確認しています。いずれかが動作する環境をご用意の上、コードを実行ください。
PyTorch 0.4.1
python==3.6
torch==0.4.1
torchvision==0.2.1
torchtext==0.3.1
numpy==1.14.6
matplotlib==2.1.2
Pillow==5.0.0
opencv-python==3.4.3.18
PyTorch 1.5.0
python==3.8
torch==1.5.0
torchvision==0.6.0
torchtext==0.3.1
numpy==1.21.6
matplotlib==3.2.2
Pillow==7.1.2
opencv-python==4.6.0
本書のサンプルコードはPyTorch 1.5.0でも動作することを確認していますが、コードの書き方は執筆時のバージョンであったPyTorch 0.4.1に合わせたものになっています。一部のコードは、最新のPyTorchを使えばよりスマートに記述できる場合がある点にご注意ください。
2023年2月現在、google colabではPyTorch 0.4.1をGPUで実行する環境を構築することが難しい状況です。本リポジトリのappendixに、PyTorch 0.4.1 CPU版をgoogle colabに導入するnotebookを用意しました。GPUが使用できないため学習することは困難ですが、google colabで0.4.1の挙動だけ確認されたい方はappendixのold_torch_setting.ipynbを御参考ください。
サンプルコードのnotebookの先頭セルには、google colabでPyTorch 1.5.0の環境を構築するセルが用意してあります。PyTorch 1.5.0ではGPUを使った学習と推論が可能です。google colabでPyTorch 1.5.0環境を用意されたい方は、それぞれのnotebookで先頭セルのコメントアウトを解除してセルを実行してください。
紙面に記載できなかった内容を補足しています
- table_dataset.py テーブルデータを処理する例として、UCI Machine Learning RepositoryのIrisデータセットをMLPで学習する
- torch_utils_data.py torch.utils.dataパッケージのいくつかの機能を例示
- torch_utils_data.ipynb torch.utils.dataパッケージのいくつかの機能を例示(jupyternotebook版)
- old_torch.setting.ipynb google colabでPyTorch0.4.1をインストールする方法。ただしCPU版であることに注意
コードの修正履歴を記載します。
- 20190411:7章の物体検出SSDモデルのソースをPyTorch1.0で動くよう修正
- 20200506:7章の物体検出SSDモデルのソースをPyTorch1.5で動くよう修正
- 20230213: 文字列は基本的にシングルクォーテーションを使用するよう統一。一部のインデントが2スペースだったものを4スペースに修正。
- 20230221: すべてのnotebookをPyTorch 1.5.0に移行。
サンプルプログラムの間違いや動作不具合、書籍中の誤植については本リポジトリのIssuesに投稿ください。
動作不具合についての投稿では、以下を記載ください。
- 実行プログラム名
- エラーメッセージ
- Python、PyTorch、NumPy、Pillow、Matplotlibのバージョン (必要であればOpenCVのバージョン)
- ハードウェア環境 (GoogleColab or ローカルマシン。 ローカルマシンであれば使用OS。 CPU使用 or GPU使用。)
正誤表に記載されているサンプルコードの誤記は、本リポジトリのmasterブランチで修正されています。
ページ | 誤 | 正 | 補足 |
---|---|---|---|
2章 p29:1個目のプログラムタイトル | 1次元Tensorの例 | numpyへの変換 | |
2章 p36:32ビット、64ビットの浮動小数点dtypeの表記 | torh.float (cがない) | torch.float | |
2章 p36:8ビット(符号なし、付き)、32ビット(符号付き)、64ビット整数(符号付き)のGPUテンソル | Torch.cudaとtorch.cudaの2つの記載が混在 | torch.cudaに統一 | |
2章 p38:1個目のプログラムタイトル | type()を使った型チェック2 | dtypeを使った型チェック2 | |
2章 p38:1個目のプログラムのメソッド | .type() | .dtype | |
2章 p38:3個目のプログラムのメソッド | .dtype | .type() | |
2章 p39:1個目のプログラムのメソッド | .dtype | .type() | |
2章 p40:形状チェック2の実行結果OutのTensor形状 | 記載漏れ | (2, 3) | |
2章 p46:本文 | torch.tensorのデフォルトではrequires_grad =True | torch.tensorのデフォルトではrequires_grad =False | 入力tensorを作成する多くの場合、requires_gradは指定しません。そのため、入力tensorはデフォルトのrequires_grad = Falseになっています。しかし、torch.nn.Linearやtorch.nn.Conv2dなどが持つ重みWやバイアスbはデフォルトでrequires_grad =Trueになっているため、勾配は計算できます。 |
2章 p51: 本文 | ソフトマックス交差エントロピー損失の数式 | 本README下部の記載を参照ください。 | |
3章 p65: プログラム | avg_train_loss = train_loss / len(train_loader.dataset) | avg_train_loss = train_loss / len(train_loader) | |
3章 p66: プログラム | avg_val_loss = val_loss / len(test_loader.dataset) | avg_val_loss = val_loss / len(test_loader) | |
4章 p75:本文 | 以下の例では、nn.Sequentialを使ってクラスを自作していますが、 | 以下の例では、クラスを自作してその内部でnn.Sequentialを使っていますが、 | |
4章 p77: プログラム | avg_train_loss = train_loss / len(train_loader.dataset) | avg_train_loss = train_loss / len(train_loader) | section4_2.ipynb、section4_3.ipynbも同様です。 |
4章 p77: プログラム | avg_val_loss = val_loss / len(test_loader.dataset) | avg_val_loss = val_loss / len(test_loader) | section4_2.ipynb、section4_3.ipynbも同様です。 |
4章 p80: Pillowのプログラムの変数 | img | image | |
4章 p82: プログラム 1行目のtransforms.Nomalizeの引数 | ([0.485, 0.456, 0.406], [0.229, 0.224,0.225]) | ([0.5, 0.5, 0.5], [0.5, 0.5,0.5]) | |
4章 p82: 本文 | できあががったカスタムデータセットは | できあがったカスタムデータセットは | |
4章 p93: 本文 | torchvidsion.models | torchvision.models | |
4章 section4_2.ipynb | custom_test_dataset = CustomDataset(root, data_transforms["val"]) | custom_test_dataset = CustomDataset(root, data_transforms["val"], train=False) | 書籍本文では割愛されている、テストデータセットの作成部分です。 |
5章 p108: プログラムタイトル | シーケンスが揃っていないデータのLSTM | シーケンスが揃っているデータのLSTM | |
5章 p110: プログラムタイトル | シーケンス長が揃っているデータのLSTM | シーケンス長が揃っているデータのLSTMCell | |
6章 p165: 本文 | 'tain+unlabeled' | 'train+unlabeled' | |
6章 p167: 本文 | ずなわち | すなわち | |
6章 p172: プログラム | One-Hoe | One-Hot | |
6章 p176: 本文 | real_image_lagel | real_image_label | |
7章 p182~183: 本文 | mAP:mean average precise | mAP:mean average precision | |
7章 p192: 本文 | 同じクラスのバウンディングボックス通し | 同じクラスのバウンディングボックス同士 | |
7章 p209: 本文 | 初期設定の実行回数は120,000回です。 | 初期設定の実行回数は12,000回です。 | ColabのGPU利用時間は12時間ですが、パラメータファイルをargs['save_folder']に保存し、args['resume']にパラメータファイルを指定することで、学習を再開することができます。分けて学習することで、12時間以上学習したパラメータファイルを作成できます。 |
7章 p209: プログラム実行 | - | - | 学習実行時に以下のエラーが発生することがあります。これは、Google Driveに格納されたVOCのファイル数が多く、ファイルへのアクセスでタイムアウトが発生していることが原因です。再度実行すると、エラーが解消することがあります。 <エラー>OSError: [Errno 5] Input/output error: '/content/gdrive/My Drive/Colab Notebooks/pytorch_handbook/chapter7/VOCdevkit/VOC2012/Annotations/2010_003546.xml' <原因と対応>https://research.google.com/colaboratory/faq.html#drive-timeout |
7章 p224: プログラム(オフセットのネットワークのリスト確認)の中の表記 | Outがない | Outがあり | |
7章 p240: 正解のデータイメージのボックス1の正解ラベル | 19 | 0 | |
8章 p262: 活用メモ | OneHot-Encording | OneHot-Encoding | PyTorch1.系ではtorch.nn.functional.one_hotが使用できます。 |
8章 p285: 本文 | - | 実数を四捨五入で整数に丸めます。 | 端数がちょうど0.5のときは結果が偶数になるよう丸められます。 |
9章 p297: 活用メモ | Flattend Covolution | Flattened Covolution | |
9章 p297: 活用メモ | Flattend Net | Flattened Net | |
10章 p365: プログラム | avg_train_loss = train_loss / len(train_loader.dataset) | avg_train_loss = train_loss / len(train_loader) | |
10章 p365: プログラム | avg_val_loss = val_loss / len(test_loader.dataset) | avg_val_loss = val_loss / len(test_loader) | |
10章 p367: プログラム | train_loss, train_acc, val_loss, val_acc | train_loss_list, train_acc_list, val_loss_list, val_acc_list | p368からp376までのプログラムも同じく修正になります。 |
10章 p371: プログラム | scheduler = LambdaLR(optimizer, lr_lambda=[lambda1]) | scheduler = LambdaLR(opt, lr_lambda=[lambda1]) | |
10章 p372: プログラム | scheduler = StepLR(optimizer, step_size=2, gamma=0.1) | scheduler = StepLR(opt, step_size=2, gamma=0.1) | |
10章 p373: プログラム | scheduler = MultiStepLR(optimizer, milestones=[5,10], gamma=0.1) | scheduler = MultiStepLR(opt, milestones=[5,10], gamma=0.1) | |
10章 p374: プログラム | scheduler = ExponentialLR(optimizer, gamma=0.1) | scheduler = ExponentialLR(opt, gamma=0.1) | |
10章 p376: プログラム | scheduler = ReduceLROnPlateau(optimizer, 'min', patience=2) | scheduler = ReduceLROnPlateau(opt, 'min', patience=2) | |
11章 p390: SLT-10のトレーニングデータ、テストデータ、ラベルなしのデータ数 | 5000枚、5000枚、8000枚 | 5000枚、8000枚、100000枚 |
2章 p51 誤
2章 p51 正