- このプログラムはArduinoとRC-S620Sをシリアル通信で使用する想定で作られています。
- RCS620S.hについては別途ヘッダ内に書かれている説明を参照してください。
※現在開発中でコマンドリスト等が不完全です
※Type-A及びType-BはISO/IEC 14443 通信です。
※Type-FはFelica通信です。
方式 | 仕様 |
---|---|
キャリア周波数(fc) | 13.56MHz |
データ転送速度 | 下記詳細 |
Type-A Type-B Type-F |
106kbps 106kbps 212kbps / 424kbps |
変調方式 | 下記詳細 |
Type-A Type-B Type-F |
・送信 - ASK ・受信 - ASK ・送信 - ASK ・受信 - BPSK ・送信 - ASK ・受信 - ASK |
ビットコーディング | 下記詳細 |
Type-A Type-B Type-F |
・送信 - Modified Miller ・受信 - Sub carrier 付き Manchester ・送信 - NRZ ・受信 - Sub carrier 付き NRZ ・送信 - Manchester ・受信 - Manchester |
通信方式 | 下記詳細 |
Type-A Type-B Type-F |
半二重通信 半二重通信 半二重通信、CRC-ITU-T |
ハードウェア | 要件 |
---|---|
制御マイコン | ・Arduino ProMicro(16MHz) ・ATMega32u4(16MHz) |
リードライター | SONY RC-S620S(3.3V 5V) |
※ProMicroまたはATMega32u4チップは3.3Vでも動作しますが、このライブラリのデバッグでは 5V 16MHz
でデバッグしているため不安定になる可能性があります。
※ProMicroボードは開発時にデバッグで使用しているマイコンボードですので、理論的にLeonard / Megaに対応しています。
※リードライターは必ずRC-S620Sを使用してください。その他の機器の場合、出力の違いにより電波法に触れる可能性やコマンドが対応しないことがございます。
データを書き込む際のコマンドを生成します。
生成されたコマンドはPublic変数のcmdListに格納されます。
RCS620S.h
内のcardCommand
関数にcmdListを渡す場合はcommandLenパラメータにPublic変数のcmdListLen
を渡してください。
コマンドに関して不明な点は各チップのユーザーズマニュアルにあるコマンドページを参照してください。
//書式
CreateDataWriteCommand(const uint8_t * IDm, uint8_t serviceSize, ServiceCode sCode, uint8_t blockSize, RWBlock block, const uint8_t * data, uint16_t dataLen)
データを読み込む際のコマンドを生成します。
生成されたコマンドはPublic変数のcmdListに格納されます。
RCS620S.h
内のcardCommand
関数にcmdListを渡す場合はcommandLenパラメータにPublic変数のcmdListLen
を渡してください。
コマンドに関して不明な点は各チップのユーザーズマニュアルにあるコマンドページを参照してください。
//書式
CreateDataReadCommand(const uint8_t *IDm, uint8_t serviceSize, ServiceCode sCode, uint8_t blockSize, RWBlock block)
読み込み/書き込み時に使用するコマンドを提供します
//書式
RWCommand::定義名
定義名 | 内容 |
---|---|
Pooling | プーリングコマンド(0x00)を取得します |
ReadWithoutEncryption | 非暗号化読み込みコマンド(0x06)を取得します |
WriteWithoutEncryption | 非暗号化書き込みコマンド(0x08)を取得します |
レスポンス識別用ビットを取得します
//書式
RWResponseCode::定義名
定義名 | 内容 |
---|---|
PoolingResponse | プーリングレスポンスコマンド(0x01)を取得します |
ReadWithoutEncryptionResponse | 非暗号化読み込みレスポンスコマンドを取得します |
WriteWithoutEncryptionResponse | 非暗号化書き込みレスポンスコマンドを取得します |
読み込み/書き込み時に使用するサービスコードコマンドを提供します
//書式
ServiceCode::定義名
定義名 | 内容 |
---|---|
RWAccess | RW権限ブロックに対するデータの読み書きが可能なサービスコードを取得します |
ROAccess | RO権限ブロック及びRW権限ブロックのデータの読み出しが可能なサービスコードを取得します |
プーリングコマンドで使用するシステムコードを提供します
//書式
SystemCode::定義名
定義名 | 内容 |
---|---|
code_wild_card | 読み取り可能なすべてのカードに対してプーリングを行います |
code_suica | Suica / モバイルスイカに対してプーリングを行います |
code_felica_lite_s | Felica Lite-Sに対してプーリングを行います |
読み書き時のブロックを提供します
//書式
RWBlock::定義名
定義名 | 内容 |
---|---|
S_PAD0~13 | スクラッチパッド(0~13) |
REG | 減算レジスタブロック |
RC | ランダムチャレンジブロック |
MAC | MACブロック |
ID | IDブロック |
D_ID | デバイスIDブロック |
SER_C | サービスコードブロック |
SYS_C | システムコードブロック |
CKV | カード鍵バージョンブロック |
CK | カード鍵ブロック |
MC | メモリコンフィグレーションブロック |
WCNT | WCNTブロック(ライトカウンタ) |
MAC_A | MAC_Aブロック |
STATE | STATEブロック |
CRC_CHECK | CRC_CHECKブロック |